季節の移り変わりを感じる9月
こんにちは。
モン・サン・ミッシェルで現地ツアーガイドをしている濵口謙司です。

夏のバカンスシーズンが終わり、少しずつ島が静かになってくる9月。今年は中旬に入っても平年より気温が高い日が多いせいか、まだまだ多くの観光客が島を訪れています。日本ではまだまだ残暑が続く時期ですが、こちらでは最高でも25度くらい。これでも平年の真夏の気温なので、夏がまだ続いている感じさえします。
とはいえ、風が一度吹くと冷たく感じられ、朝の気温は10度を下回る日も増えてきました。島の周辺を歩くと、気温と同様に秋になっているんだなと感じます。
その一つが、島の対岸に広がる塩湿地帯に生える草の紅葉です。下の写真のようにアッケシソウ(フランス語でsalicorne)が色づき始めました。例年だと10月くらいになると、赤いじゅうたんが広がったようになります。ちなみに、この草は食用で、モン・サン・ミッシェルのレストランでオムレツなどと一緒に出されることもあります。

下の写真は現在の島の対岸の湿地帯の様子です。まだまだ見頃とは行きませんが、モン・サン・ミッシェルで紅葉を見るのは個人的な秋の楽しみの一つです。もう少し色づいてきたらまたこちらのブログにアップしたいと思いますので、お楽しみに!

ところで、紅葉といえば、モン・サン・ミッシェルと観光姉妹提携を結んでいる宮島も有名ですね。その宮島の鳥居のレプリカは撤去予定だった8月末を過ぎても、今も島の前に立っています。
島の人に聞いた話だと、せっかく立てたんだからもう少し残しておこう?ということらしいです。7月にモン・サン・ミッシェルで行われたイベントは大成功で、その余韻にもう少し浸っておきたいということかもしれませんね。もし近日中に訪れる予定の方はお見逃しなく!
